映画「きみに読む物語」感想文!人間関係と人生に焦点を絞って観た
映画「きみに読む物語」究極の愛のカタチを描いた作品です。あえて、人間関係と人生に焦点を絞って感想文を書きました。映画「きみに読む物語」は、単なる男女間の恋愛に留まらずに、昨今、世間でお騒がせの’LGBT’の方にもお勧めします!人間関係と人生に焦点を絞っての感想文では、エゴからエヴァへの人類愛を描いた、ピュアで感動的な大作に変貌しました。
私のPCの向こうにいるあなたへ 映画をすでに観ましたか? ネオコンサルの橘佑稀です。
恋愛って?こんなにピュアなの!
映画「きみに読む物語」を観て、現代のカオス化した社会に於いては、こんなにも愛を純粋に守り抜けるものだろうか。
と、私自身がすでに時代に汚染されまくってしまい、無残にも打ちひしがれた自分自身を見つめ直すはめになりました。
私に取っては、衝撃的な映画「君に読む物語」なので、長くなるので筋書きは省きます。
もし、どうしてもと言うならば、あなた自身でビデオを観るコトをお勧めします。
ちょっと、ケチを付けて見ました?!
では、とっととストーリーに移りましょう。その前に、只、ちょっと残念なのは、初恋時代のシーンが長すぎて、モタツイテしんどかったと言うのが本音ですが。
しかし、小説に元付いて制作されているので仕方のないコトなのでしょう。(苦笑)後は、ケチの付けようのない王道の純愛ラブストーリーで、しかも、奥が深かったですね。
ましてや、実話だと言うので更に驚きました。
いまだにファンが多いのにも納得できます。泣かすシーンでは、しっかりと泣かす。☚これが肝ですね。(あんたの能書きの方がくどい!)(笑)
では、印象に残ったシーンから解説しましょう。
特に私が力説したいのは、主人公達が老年になった部分です。
あなたも私も避けては通れない老後の事をかなり、深くえぐっているので、リアルで考えさせられました。
アルツハイマー症を中心に終末医療や、介護施設、看護師、家族関係の事などをシリアスにストーリー展開して行きます。
これぞ!名ゼリフと回想されるシーン!!
私が力説したいのは、「きみに読む物語」の中のこれぞ!名ゼリフと回想されるシーンを列挙して見たいと思います。
冒頭からイキナリ介護施設のシーン!本を小脇に抱え年老いた、男性主人公のノアが、認知症を患った女性主人公アリーに本を読み聞かせに行く。
「私は平凡な人間だが、でも、一つだけ誰にも負けなかった事がある。命がけである人を愛した、私には、それで十分だ。」
そこから若き日に愛し合ったアリーとノアの馴れ初めや別れ、再会を経験する。
認知症は、治らないから諦めた方が良い
ある日ノアは新任の医師から「まだ、読み聞かせを続けているのですか。認知症は回復しません。ある処で区切りを付けた方が良いですよ」
<私は、上記の言葉は医師がノアに後で、がっくり来ないようにとの思いやりだと考えます。>
対してノアは「神の力は、科学の限界を超える。」と医師に言い放つ・・・。
<それも、真実です。見えない力は、確かに存在します。>
ノアと再会したアリーの気持ちは複雑だった。
アリーの婚約者のロンは非の打ちどころがない、南部の大富豪の跡継ぎで事業家でもあり、ハンサムで将来を嘱望されていた。
片や、イケメンのノアは、只の材木を切り出すだけの肉体労働者で、お金にも縁がない男だった。
まさかの勘違い!ですれ違うノアとアリー
ノアは、身分違いの富豪の娘アリーに恋こがれて、二人で住もうと約束をした、家。
彼女に振られたと思い込み退役した後に、その家を狂乱じみたエネルギーで建てたのである。
ここに彼女は将来戻って来ると信じて!
建ち上がった真新しい家の前で誇らしげな彼を映した写真が、新聞に掲載された。
皮肉にもアリーとロンの婚約発表当日の幸せそうな二人の下方の紙面に載ったのを見て、平静ではいられなくなった彼女は、自分を戒めるように婚約指輪を左の薬指にはめ、ノアとの決別をするべく会いに来たのだが・・・。
アリーはノアの事が忘れられない。ノアも彼女以外は眼中になかった!
やはり、ノアといるとアリーは、過去もそうだったが、今でも自然体でいられるのだ。自分自身に嘘は付けない、未だに愛している自分と無駄な葛藤をする。
そこへ、婚約者ロンの使いと称して、アリーの母親が訪ねて来た。
ノアの愛はアリーの元へ届かなかった。
ノアが一年、365日ラブレターを出し続けても愛がアリーの元へ届かなった。その手紙はアリーの母親が、娘の将来を思い引き離す為に、すべてを車に積み込んで隠していたからだ。
アリーは、七年間ひたすら待ち続けていた、ノアからの手紙だけを。
ノアは、最後の手紙を出した後に諦めて、アメリカ軍に入隊したのだった。
ここからは、シーンが変わり老年の二人です。
長い歳月が流れ、老人ホームの窓辺から眺める湖岸には、柔らかで穏やかなオレンジ色の陽が、少し紫がかったブルーの湖に、一筋の印影を残しながら落ちて行く様は、一幅の絵画のような素晴らしい夕景に包まれた二人。
夕食のダイニングテーブルには、真っ赤な薔薇の花束が飾られ、ささやかな食事さえも豪華に見える。
素敵な空間を看護師達が演出してくれた。ロウソクの、ほのかな灯が今宵の良き日の為に揺らめいている。
とうとう、ノアの愛が通じた!認知症の壁を越えて!!
毎日のように読み聞かせを聞いていて、突然に思い出したアリー
「それは私達の、お話しね・・・。」
「ダーリン!おぉ、私のベイビー愛しているよ」愛する二人に神の奇跡が起こったのだ。
「私はどこへ行っていたの?」「別にちょっと遠くへ行ってただけさ」「残りの時間は?」「さぁ、どうかな?・・・私達の曲だ!アリー」
ノアのリードで静かに抱き合いスローなダンスをする二人
「私達の家族に悪い事をしたわ。忘れてしまって、謝っておいてね 。ノア」「大丈夫さ、アリー」
‘愛の物語アリーカルフーン著’ 最愛のノアへ、これを読んでくれたら私は、あなたの元に・・・。
実は、読み聞かせた本は、認知症に罹る前の彼女が書いたものだったのだ。
ある晩、ノアがアリーの病室に黙って訪れようとした時に、夜勤の看護師に見つかってしまう。
「カルフーンさんどこへ?」「眠れないので、外を散歩して来る」「アリーに会いに行くのよね」「やっと戻れたんだから、会いたいんだ」「今夜は会わせられないから、お部屋に戻って下さい。私はコーヒーを入れに行きます。」
ふと目にしたマグカップには、まだコーヒーが充分残っていた。粋な計らいをする看護師
認知症から見事に回復したアリーは、不安でたまらない!
「アリー!」「ノア、不安だったわ、もう戻らないかと思った」「戻るさ」「どうなるの?何も思い出せなくなったら、どうする?」「側にいるよ、離れない。」
「ノア、聞きたいの」「何だい?」「あなたは、私達の愛が奇跡を起こすと思う?」「ああ、思うよ。今までだって、戻って来てくれただろう。」
奇跡としか言いようがない結末!!これが、実話?!
「私達一緒に死ねるかしら?」「私たちの愛に不可能はないさ。」「愛してる」「愛してるさ」
そっと病室の狭いベッドの横に忍び込み横たわるノア。「お休み、又、会おう」
手を繋ぎ合ったまま、永遠の眠りについた二人だった。了。
<まさか、こんな事ってあるんだ!愛し合った二人が同時に亡くなる?最高ですね!私はピンピンコロリでいいけど。(笑)>
完璧な出来です。つべこべ言うコトなし。むしろ、書ききれなかったシーンや名ゼリフが残念でした。是非、映画「きみに読む物語」を観て下さいね。観た人は再度観るべしです。
純愛の素晴らしい極上ラブストーリーですが、全人類必見の映画です。煌めく星座のように私の魂に刻みつけられました。
最後の一言
人が人を愛する事に異性も同性も関係ない。性別云々以前に人間が人間を愛する事、それが、愛だと私は思うのです。
その愛は、伝播して全ての人間関係に愛をもたらせ、人生がエゴからエヴァへ、そして、ピュアな愛へと昇華するものです。
私は、この究極の映画「きみに読む物語」を観る度に号泣、感動して、
タイピングするキーボードが涙で濡れています。
最後まで読んで下さった、あなたに、ありがとうの言葉と感謝の気持ちを込めて、エヴァの愛を。
映画好きな人にピッタリ!微妙に不思議です(笑)
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橘佑稀ってどんな人?こんな人です!
又、あなたとお会いしましょう。